学生・未成年でも開設できる銀行口座まとめ

公開日: 2017年11月03日
最終更新日: 2017年11月21日

アフィリエイトをしていく上で、報酬を得るためには自分の銀行口座を持っている必要があります。もちろん、最終手段としては親の銀行口座を使わしてもらう手段もありますが、社会人になってからも必ず使うので作っておいて損はないでしょう。

クレジットカードとは違い、銀行口座は比較的簡単に作ることができます。銀行口座を持っていれば、貯金するだけでなく、商品の購入など他銀行宛に振込もできますのでアフィリエイトをしていく中でも役にたつかもしれません。

おそらく、高校生以上の方でしたらもうすでに持っている場合の方が高いとは思いますが、ここでは、未成年の方向けに学生・未成年でも開設できる銀行口座サービスをまとめてみました。

※かなり長い文になっていますので、お急ぎの方は目次からクリック!

キャッシュ・クレジット・デビットの違い

銀行口座を開設すると金融機関からキャッシュカードが届きます。金融機関から発行されるカードにはキャッシュカード、クレジットカード、デビットカード、主にこの3つのカードになります。見た目もそっくりだったり、2つの機能が一体型のカードもあります。

まずは、それぞれの違いについて理解しておきましょう。実はそれぞれ関わり合いがあり想像以上に複雑なのですが、ここでは比較的に簡単にまとめます。

キャッシュカード

キャッシュカードは基本的にATMで使用するためのカードです。銀行口座を開設した際に、通帳またはキャッシュカード、もしくは両方が届きます。

ATMでは、自分の口座からお金を下ろしたり、他銀行宛に振込もできます。他銀行宛に振込ができるということはネットショッピングを利用することも可能です。また、銀行の窓口で公共料金の支払いも可能です。

ATMから自分の口座に手持ちのお金を振り込むこともできますが、ATMの機械次第ではこの機能が使えない場合もあります。

 

原則、お買い物(ネットショッピング除く)で使用することはできません。

クレジットカード

クレジットカードはお買い物に使うことができるカードです。簡単にいうと、クレジットカードはそのカード会社と信用を担保(保証)にお金を借りることができます。

例えば、コンビニでお買い物をする際に、クレジットカードを使い会計をすませると、一旦カード会社からコンビニに会計額が支払われます。決められた期限ののちにカード会社からその期間カードを使って使用した金額が請求されます。

クレジットカードを発行する会社が消費者(あなた)と販売者(コンビニ)の間に入り、支払いを代行してくれます。このサイクルの中で、販売者(クレジット加盟店)からクレジット会社に手数料が渡り、その一部がクレジット会社から消費者(あなた)にポイントが入ります。

 

覚えておくべきことは、クレジットカードを使用することは一時的にクレジット会社に借金をしているということです。

借金といってもそこまで深く考える必要はありません。だいたいクレジット会社からの引き落としの請求は1ヶ月おきというのが普通でしょう。クレジット会社に登録する際に指定した銀行口座から自動的に引き落とされます。

理論上、現在手持ちが0であってもクレジットカードを使って商品の支払いができるため、クレジット会社から見ると返してもらえる信用性が必要です。ですので、未成年がクレジットカードを作るハードルはキャッシュカードに比べて高くなります。

 

また、キャッシングサービスも使用できます。キャッシングサービスとは、現金が必要なときに利用可能内の額をATMから引き出すことができます。商品の支払いと同じでクレジット会社に借金している状態ですので、注意が必要です。

 

ATMでの操作には使えませんので、自分の口座のお金を動かすことはできません。

デビットカード

デビットカードは銀行口座と紐付けされた決済可能なカードです。キャッシングカードが決済(お支払い)にも利用できるようになったものがデビットカードです。

クレジットカードがクレジット会社に借金するものであるならば、デビットカードは自分の銀行口座からその場で引き落とされます。ですので、原則として自分の口座に入っている金額を超える金額の支払いには使えません。

キャッシュカードとクレジットカードの中間のような存在ですが、クレジットカードではないので作成するハードルは比較的低いでしょう。

カードの種類まとめ

  • キャッシュカード:ATMの操作に使用するカード。銀行口座を開設すると発行することができる。
  • デビットカード :基本的にATMの操作にも使用できる。お買い物にも使用でき、即時自分の口座から支払額が引き落とされる。
  • クレジットカード:商品の支払いに使用するカード。クレジット会社に一時的にお金を借り、後日自分の口座から引き落とされます。

これに加えて、キャッシュ機能とクレジット機能の一体型のカードや、全ての機能がついた3機能一体型カードなどがあります。それぞれのカード会社によって細かく違いがありますので、確認は必須です。

 

話がカードの区別に脱線しましたが、それでは銀行口座についての話に戻りましょう。

未成年が銀行口座を作る上で必要となるもの

銀行口座を作る上で必要なものは、銀行会社によって変わってきますが、だいたい必要なものは同じようなものです。まずは、以下のものを用意しましょう。

  • 健康保険証
  • 本人確認できるもの(学生証、免許証、パスポート、etc…)
  • 印鑑
  • 現金(いくらでも可)

本人確認のための資料として2つ求められる場合があります。その際は健康保険証と顔写真が確認できる学生証、免許証、パスポートなどから1つ用意するのがベストでしょう。

 

印鑑は「届け印」となり、開設した口座と紐付けされます。あなたの口座であることの証明として届け印が使用されますので、シャチハタなどのスタンプ印は使えません。理想は重複することのない規格品の印鑑です。印鑑屋さんで一つ自分の印鑑を作るのが一番いいでしょう。

また、印鑑とその口座は紐付けされるため、どの印鑑を使用したかを覚えておきましょう。忘れてしまっても所持している印鑑全てを持っていけば確認してもらえますが、非常に手間です。

 

現金はそのときに作成した銀行口座に預け入れするために必要となる場合がありますが、こちらは金額の制限等はないので、1000円程度持っていればいいでしょう。金額は自由です。

ネット銀行と普通の銀行の違い

なかなか本題に入れませんが、お金に関わることなのでもう少し補足しておきます。

ネット銀行とは、建物の存在しない銀行です。一般の銀行と比較するのもなんですが、大きなお金も動かすことがなく、お金の出し入れ、他銀行への振込ぐらいにしか使わないのであれば、非常にネット銀行は便利です。

入出金や取引履歴の照会などほとんどインターネット上で済ませることができます。トラブルにあった際も対面での相談はできませんが、お電話サービスがあるため問題ありません。ただ、インターネット上にある銀行ですので、ログインIDやパスワードの管理はしっかりする必要があります。

 

ネット銀行は主にインターネット専業銀行が挙げられますが、一般の銀行(建物を持つ)もネット銀行のサービスを併用しているケースが最近は非常に多いです。ゆうちょ銀行であればゆうちょダイレクト、三井住友銀行ならSMBCダイレクトなど。

ですので、メインバンクとしてこういった建物を持つ銀行に口座を開設し、併せてその銀行のネットバンキングサービスを利用するのが一番いいと思います。

 

個人的な印象としては、インターネット専業銀行の方が口座開設までの非常に楽に思います。

学生・未成年でも開設できる銀行口座

いよいよ本題に入ることができました。それぞれの銀行に特徴があり、必要事項などが違いますので開設前の規約の確認は必ずおこなってください。

また、開設が可能であっても、使用できるサービスごとに年齢の制限があります。ここでは、外貨預金やカードローンの取引などを省いた、通常の口座開設(普通預金)の年齢制限でまとめています

親権者の同意が必要のない銀行もありますが、口座開設をする旨を一言かけておくといいと思います。クレジットカードと違って基本的に所持しているお金しか動かすことがないのでそこまで危険でありませんが。

 

それぞれの銀行にそれぞれメリットがありますが、クレジットカードとは違い、サービス内容の差はそれぞれあまりありませんので深く悩む必要はないとは思いますが、自分の生活サイクルにあったものを選ぶのがベストです。銀行を選ぶ上で大事なのは、入出金時の手数料金利の2つ。ですが、学生が持つ上では、あまり金利は気にする必要がありません。社会人になってから考え直せばいいと思います。

年齢制限のない銀行

ここでは、口座開設において年齢制限のない銀行をまとめました。

銀行名左の[ネット銀行]はインターネット専業銀行を指しています。ないからといってもネットバンキングができないわけではありません。

ソニー銀行 [ネット銀行]

 ■ソニー銀行

  • 口座開設は年齢による制限なし
  • 15歳未満は郵送での口座開設(オンライン開設は不可)
  • 提携ATMの引き出し手数料は月4回無料

15歳未満の方は親権者の同意が必要です。15歳未満の場合は、親権者の確認が行われ、お取引も親権者の方にやってもらう形になります。15歳以上は親権者の同意が不要。

また、15歳未満の方は、外貨普通預金は開設できません。(15歳未満で海外のお金を預け入れすることはないでしょうから無縁でしょう。)

ソニー銀行の大きなメリットは、セブン銀行・イオン銀行のATMであれば、原則24時間手数料無料で引き出し・預け入れができます。それ以外の提携ATMでは月4回まで無料となっています。

 

野村信託銀行 [ネット銀行]

 ■野村信託銀行

  • 口座開設は年齢による制限なし
  • 未成年者20歳未満は親の同意が必要で書面による申し込み
  • 野村証券総合口座との連携はピカイチ

野村信託銀行は他の銀行と違い、開設してもキャッシュカードが発行されません。そのため、ATMを使用することはできません。ATMを利用するために別に野村カードが必要になります。

投資家の間では有名な銀行ですが、一般的な知名度は低いです。個人的な所感は、富裕層が使っているイメージ。学生が持つメリットはほとんどありませんので、オススメしません

証券取引に興味を持ち、実際に証券取引をするようになってから考えればいいでしょう。

 

楽天銀行 [ネット銀行]

 ■楽天銀行

  • 口座開設は年齢による制限なし
  • 未成年者は親権者の本人確認も必要。12歳以下は親権者が代理で登録する必要あり。
  • ネット銀行の中で口座数が一番多い。

言わずと知れた楽天銀行。知名度はネット銀行の中でもダントツです。楽天市場をよく使うのであれば、作っておいて損はないでしょう。アプリ、インターネットでの開設が可能です。

楽天銀行開設と同時に、キャッシュカードにクレジット、デビットの機能もつけることができます。キャッシュ+クレジット一体型カードは高校生を除く18歳以上から、キャッシュ+デビット一体型カードは16歳以上から申し込むことができます。

楽天クレジットは審査も通りやすいため、銀行開設と同時に作っておくとカード1枚で二つの機能が使えるため便利です。

また、楽天アフィリエイトにて報酬額が月に3000円を超えた際、楽天銀行があると現金として受け取れます。(それ以下だと楽天ポイントとして加算される。)

 

学生の所持率は非常に高いです。個人的に、ネット銀行は、楽天銀行かジャパンネット銀行のどちらかがあると便利だと思います。

イオン銀行 [ネット銀行]

 ■イオン銀行

  • 口座開設は年齢による制限なし
  • 15歳未満の場合は、親権者の同意が必要。以上の場合は不要。
  • イオンセレクトカード(クレジット)と一緒に作るとすごい

イオン銀行は3タイプ、キャッシュカード・イオンセレクト、キャッシュ+デビットがありますが、その中でも注目すべきはイオンセレクト。これはキャッシュ+クレジット+WAONの3機能一体型カードです。

キャッシュ+デビットは15歳以上から。イオンセレクトは高校生を除く18歳以上からになります。

イオンカードセレクトのすごいところは、メガバンクを圧倒する高金利0.1 %とそれに加え、WAONのポイントも溜まります。正直、学生の間はそこまでメリットは感じないかもしれませんが、将来的にかなり便利な一枚になります。

また、イオンカードはイオンでの買い物の際にキャンペーン(20日30日など)で購入代金の割引を受けることもできます。

是非とも持っておきたい一枚です。オススメです。

 

残念ながら、高校生以下の方はイオンセレクトは作れません。キャッシュのみだとそこまで優先度は高くないかな。

 

ゆうちょ銀行

 ■ゆうちょ銀行

  • 口座開設は年齢による制限なし。
  • 親権者の代理登録も可能。(本人のみでも可能)
  • 全国各地に支店を構えているため、どこでも使える。

ゆうちょ銀行は、ネットでの登録はできません。必ず窓口での登録が必要になります。その際、マイナンバーの確認が必要となっているため、注意してください。

ゆうちょ銀行の口座を所持している人はかなり多く、ゆうちょ銀行間での取引は手数料が無料となるため持っていると役に立ちます。(特にオークションでは持っているだけで落札価格が変わってくる場合も)

イメージはみんなの銀行。窓口は比較的いつも混んでいますが、どこにでもあるというのはすごく手強いものです。窓口に行き、口座開設がしたい旨を伝えると簡単に作れます。

親権者(保護者)が本人の代理で登録することができるのも大きな特徴で、中には知らない間に自分の銀行口座を持っていたという人も多いはずです。

 

ゆうちょダイレクトというサービスもあり、口座を開設後、登録することでインターネット上で振込や履歴照会ができるようになります。こちらも年齢による制限がないため、窓口で口座を作成後、登録することをオススメします。

 

りそな銀行 [都市銀行]

 ■りそな銀行

  • 口座開設は年齢による制限なし
  • 15歳未満はVisaデビット機能が使えず、窓口での申し込み
  • 25歳以下はATM手数料が無料。

りそな銀行は、窓口での口座開設に限り年齢制限はありません。郵送またはアプリでの登録は15歳以上からになります。

RESONA U25サービスがあり、25歳以下はいつでもATM手数料が無料、りそなデビットカードの年会費無料、ポイントサービスの優遇といったサービスがあります。

アプリでの登録の場合、紙の通帳は発行されないので注意。

りそなVisaデビットカードのアプリが魅力的。口座の管理がすごく楽です。

 

三菱東京UFJ銀行 [都市銀行]

 ■三菱東京UFJ銀行

  • 口座開設は年齢による制限なし。
  • 15歳未満の場合、保護者の代理登録が可能。15歳以上は本人のみで登録。
  • ATM手数料無料の時間が他の銀行より少し長い

登録には、アプリ・郵送・店頭窓口に加え、テレビ窓口も用意されています。テレビ窓口は全国の支店ATMコーナーの角に置かれているボックス。窓口が閉まっている時間(18時まで)でもオペレーターと対面でやりとりできるので、忙しい方でも大丈夫です。

メガバンクの中でも低金利で、僕としてはそこまで魅力は感じません。

 

年齢による制限がある銀行

ここから紹介する銀行は、年齢による制限があります。それぞれの銀行で年齢制限は違いますので、しっかり確認してくださいね。

住信SBIネット銀行 [ネット銀行]

 ■住信SBIネット銀行

  • 口座開設は15歳以上から可能。
  • 15〜17歳は郵送での口座開設(18歳以上はオンラインでの開設が可能)
  • 手持ちのスマホを鍵代わりにするスマート認証システム

18歳以上から親権者の同意は必要ありません。住信SBIネット銀行では、スマートプログラムという使えばつかうほどお得だよ。といったサービスがあります。4ランクに分けられ、最高ランクでは、ATM・振込手数料が月15回無料という最高のサービスですが、満たす条件が総預金額が30万円以上(ランク2)など学生には少し厳しいかもしれません。

SBI証券との連携で金利をあげることもできますが、これも学生にはあまり縁のないものですね。

SBIでの証券取引も考えているのであれば、ありです。

 

ジャパンネット銀行 [ネット銀行]

 ■ジャパンネット銀行

  • 口座開設は15歳以上から可能
  • 親権者の同意は不要。
  • Yahoo!Japanとの連携でTポイントが貯まる

ジャパンネット銀行はネット銀行ではかなり有名。ATM手数料は月1回無料です。振込手数料は同じジャパンネット銀行間でも少額(54円)かかるので注意が必要です。

キャッシュカードのみでなく、Visaデビットも15歳から申し込むことができます。ジャパンネット銀行は他の銀行と比べても口座開設がかなり早くできるのも魅力です。

 

Yahoo!Japanでの支払い(主にオークションの落札)をジャパンネット銀行にすると、落札金額の2%がTポイントとして溜まります。

楽天銀行に並び、学生にオススメです。

 

新生銀行 

 ■新生銀行

  • 口座開設は18歳以上から可能
  • 但し、親権者が新生総合口座を持っている場合、年齢制限なし。
  • 使えるATMが非常に多い。

新生銀行は、親権者(保護者)が新生銀行の口座を持っているかによって変わってきます。原則として、未成年の登録には保護者が新生銀行の口座を持っている必要があります。18歳以上からは保護者の口座の有無に関係なく、開設することはできますが、20歳未満の場合、親権者も別に手続きが必要です。(親権者同意などの書類作成)

 

新生銀行の取引可能なATMは非常に多いため、ほぼどこでも取引することは可能ですが、口座開設までのハードルも高く、学生にとってそこまで魅力なものはありません。

学生・未成年でも開設できる銀行口座まとめ早見表

以上の銀行口座をまとめてみました。おすすめ度は、学生が開設する上でのおすすめ度合いになります。

おすすめ銀行年齢制限親権者の同意の有無
ソニー銀行 [ネット銀行]なし15歳未満は親権者の同意が必要
野村信託銀行 [ネット銀行]なし20歳未満は親権者の同意が必要
楽天銀行 [ネット銀行]
なし20歳未満は親権者の同意が必要
イオン銀行 [ネット銀行]なし15歳未満は親権者の同意が必要
ゆうちょ銀行なし親権者の同意は不要、親権者が代理で登録可能
りそな銀行[都市銀行]なし15歳未満は親権者の同意が必要
三菱東京UFJ銀行 [都市銀行]なし15歳未満は親権者の同意が必要
住信SBIネット銀行 [ネット銀行]満15歳以上18歳未満は親権者の同意が必要
ジャパンネット銀行 [ネット銀行]満15歳以上親権者の同意は不要(15歳以上)
新生銀行満18歳以上20歳未満は親権者の同意が必要

基本的には親権者の同意が必要なケースが多いですね。

以上、未成年での口座開設を考えている方は参考にしていただければと思います。

 

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