初心者・学生アフィリエイターに外注は早すぎる?
公開日: 2017年10月05日
最終更新日: 2017年10月19日
月に数百万円単位で稼いでいるアフィリエイターのほとんどの方は記事やイラスト、デザインを外注して、一人では賄えない速度でサイトを作成している方がほとんどです。
ですが、始めた頃の初心者アフィリエイターにとってどうなのでしょうか?特に、このサイトは学生さんに向けての情報発信をむねにしているのですが、学生さんはそもそも外注することはできるのでしょうか?
目次
まず初めに、’外注’って何だろう?
外注とは文字通り、外に仕事を発注することです。仕事の一部を他の人に負担してもらいます。別の言い方では、アウトソーシングとも言いますね。
つまり、クライアント(依頼主)となり、自分以外の人に記事やデザインを作成してもらうことを指します。
アフィリエイトでの外注は、一般的に’記事の代行作成’を指すことが多いですね。サイトを育てるためには、記事をしっかりインデックスさせる必要があります。目安として、最低でも1サイト50記事以上、できれば100記事は欲しいと言われています。サイトを複数作成するためには、外注するのが一番時間の節約になります。
多くの人が使っているのが、アウトソーシングサービスの中のクラウドソーシングになります。データを一箇所に集約したcloud(雲)ではなく、crowd(群衆)です。不特定多数の群衆に仕事を発注する方法がクラウドソーシングです。
クラウドソーシングサービスには、一般の方(その分野に特筆するスキルを持たない人)もたくさんいるのが特徴ですが、記事代行サービスを使用するよりも安価に依頼することができます。
外注するメリット・デメリットとは
まず、先に外注のメリット、デメリットについてまとめます。
外注するメリット
まず、大きなメリットとして、時間の大幅な短縮が挙げられるでしょう。実際に記事を書いた人はわかると思いますが、しっかりとした記事を書こうと思うとかなりの時間が必要です。特に、専門分野でなければ調べながら書くことになり、余計に時間がかかります。
僕の場合、1つの記事をだいたい1500字以上書くように心がけていますが、画像を使ったりでなんだかんだ1時間以上かかることがざらにあります。
例えば、記事作成を外注化させると、今まで記事の作成に費やしていた時間をサイトのデザインに当てたり、新しいサイトの構成を考えることができます。費やした時間に比例するように収益が増えるアフィリエイトでは時間を有効に使うことは非常に重要です。
また、文章を書くことが苦手な人にとっては、ライティングの勉強になります。不特定多数に依頼するため、人によってライティングのレベルはバラバラです。そのため、納品した記事を一度自分の目で確認し、不適切なリライト(書き直し)をする必要があるのですが、その過程で、文章力は確実に向上すると思います。また、自分よりも上手に文章がかける人の記事も納品することもあり、色々勉強になることがあります。
同様に、自分の苦手な分野を補えるため、不必要な努力をする必要がありません。イラストスキル0からヘッダーなどに時間を費やすよりも、自分の不得手は得意な人に任せるのが得策です。実体験が必要なレビュー記事なんかも外注することで、自分がやる必要は無くなります。僕が外注する理由としては、これがでかいです。
やろうと思えば、全て自動化することができます。サーバーの準備、記事の執筆、サイトデザインの構成、記事の更新…全て外注することで、まさに寝ながらお金を稼げます。(実際には、絶対そんなことはないですよ笑)
一部のアフィリエイターは実際にこのようにサイトを作成している人もいるようですが、僕には到底できません。サイトが出来上がるまでの初期費用が桁違いです。。
- 外注することで他のことに時間を使え、効率がかなりアップする。
- 自分の苦手なことを外注することができる。
- レビュー記事などの実体験を必要とする記事も作成することができる。
- リライトによって、ライティングスキルは確実に向上する。
- 最終的には、サイトの作成から収益確定まで自動化できる、かも。
外注するデメリット
仕事を依頼し、出来上がったものを納品するのですから、当然お金がかかってきます。手元に全くお金がない方にとっては、そもそもステージに上がることすらできません。
記事作成でいうと、だいたい500文字で150円 〜200円ぐらいになると思います。が、クオリティの高さは少なくとも依頼金額に左右されますので、安ければ安いほどいいというものではない、というのも一つ難しいポイントです。
人と人との取引になりますので、最低限のマナーや常識を持っている必要があります。コミュニケーションを取るのが嫌でアフィリエイトを始めた人にとっては、そのせいで外注化できない人もいるようです。
依頼される側も人間ですので、相手を思いやった行動を心がけないといけません。僕が初めてクラウドソーシングで記事作成を依頼した時は、相手が嫌な気分にならないか、また暗黙のルールがあったりしないのか、など結構不安に思いました。
もう一つ、これが大きなデメリットでしょうか、各ライターによってライティングのレベルは本当にバラバラです。思っていたような記事を作ってくれない場合もありますし、文字数稼ぎのような文を多用するような人もいます。
中には、他のサイトやブログからそのままコピー、ペーストしてくるような人もいるそうです。著作権の問題等、自分にも火の粉がかかってきます。(ある程度クラウドソーシングサービス内で評価が付いている人に依頼するのがベスト)
文章を統一するためにも、コピペをチェックするためにも、自分の目で執筆された記事を確認し、リライトする必要があります。こればかりは仕方がありません。
- 依頼するためには、初期費用が必要。
- 対人取引になるため、最低限のマナー・常識を持った行動が大切。
- 中身のない記事や関係のない記事を納入してくる人もいる。
- リライトは外注する上では必須。
代表的なクラウドソーシングサービス
こちらは、僕が主に使っているクラウドソーシングサービスです。
こちらもかなり有名なクラウドソーシングサービスです。
正直、あんまりどっちがいいかよくわかっていないまま使っています。
サイトをのぞいてみるとより詳しくどんな感じか掴めると思います。
クラウドソーシングを使った外注は初心者・学生には早すぎる?
さて、ようやく本題に入ることができました。ここからは個人的な意見になります。
結論から言うと、いきなり記事の外注を依頼するのは早すぎると思います。そもそもお金を稼ぐ手段が少ないからアフィリエイトに参入したのに、いきなりお金を投資するのは難しいと思います。ここで、先行投資という考え方をできればいいのですが、学生にとって数千円の出費も痛いものだと思います。
少なくとも僕が高校生のときは、たとえ1000円分の外注ですら払いたくないと思いました。
また、リライトする力も養われていないでしょう。ライティングスキルは書けば書くほど上がっていくものですので、普段から文章を作っている人であれば問題はないかもしれませんが、多くの学生さんはそうではありません。リライトする力も無いまま、自分のスタンスが決まる前に、色々な人が書いた様々な文章を見ていると確実に混乱してくると思います。
外注に投資したお金を回収するめどが立たない状態で外注に依頼をするのは非常に勿体無いです。
最低でも月に数千円でも収入が得られるようになってからするといいでしょう。始めるタイミングは各自の裁量次第だとは思いますが、収益ー投資が0にならない状態でお金を回すようにしましょう。学生の間での先行投資の考えは危険だと思います。