スペイン城塞都市アビラに行ってきた。そこはまるで進撃の巨人の

公開日: 2017年11月27日

今週末、サラマンカからマドリードまでの中間ぐらいの場所にある城塞都市アビラに行ってきました。アビラはその通り名の通り、城壁に囲まれた都市で非常に有名です。どうやら、ここまで綺麗に城壁に囲まれた都市は珍しいそうです。

日本に帰国する日も近づいてきていたのと、友人がアビラに滞在しているため、どうせならばとアビラに行くことにしました。

進撃の巨人のモデルは、フランス南部にある多重防壁を築くカルカソンヌではないかと言われていますが、このアビラもまるで進撃の巨人の世界のようです。

アビラは世界遺産都市ですが、住んでいる人の人口は少なく、スペインの中ではあまり大きな観光地にはなっていません。それでも、ほぼ完璧な保存状態にある城壁に囲まれた旧市街を眺めるとなんとも言えない感動が湧きあがります。

サラマンカからAvanzaバスでアビラへ

サラマンカからアビラに行く方法は、長距離バスか高速列車renfeの2通りです。

現在の料金では、Avanzaバスが片道8.6ユーロ、renfeが12.25ユーロとバスの方がお得に行くことができます。しかし、バスは1日に4本しか運行していないため、時間に合わせて適当な交通手段を選ぶ必要があります。

サラマンカでは、長距離バスの出発場所(バス停)とrenfeを有する駅がかなり遠いので、近い方をおすすめします。

交通時間はAvanzaバスで1時間30分、renfeでおよそ1時間〜1時間20分ほどになります。

今回は、Avanzaバスでの移動にしました。せっかくアビラまで行くので、アビラで1泊してから翌日にマドリードにお買い物しに行くことにしました。

バスの時間を誤るというハプニング発生

サラマンカを13時15分出発のバスを予約していたのですが、何をどう勘違いしていたのか、13時45分だと思っていました。前日友人からディーナーにお呼ばれした時にも、友人に13時45分出発やから夜遅くなっても大丈夫やでー。って会話もしていたので、ずいぶん前から勘違いしていました(苦笑)

しかも奇跡的に、13時15分に「たしか出発は45分だよなー」と予約画面を見て気づきました。

今やないかい!

もう確実に間に合うはずもなく、もう一度次の便を予約することにしました。予約画面を開くと、残り席数3席とギリギリで取ることができました。ホテルも予約していたため行かないわけにもいかず、非常に焦りました。

(Avanzaバスの予約にはimporte total+1€かかります。)

結局、17時アビラ着の便をとりました。城壁の開放時間大丈夫かな・・・

バスから撮ったアビラ外壁の写真

アビラに到着、急いで登れる城壁を探すことに

アビラの城壁には登ることができるのですが、どうやら営業時間があるようなので、友人と合致してから都市の散策の前に城壁に向かうことにしました。

アビラ城壁の営業情報

アビラ市壁(SUBIDA A LA MURALLA)

2017年営業時間:

 冬時間10月31日から3月31日 10時〜18時 月曜日定休日

 夏時間4月1日から10月31日: 10時〜20時(7月と8月は21時まで営業)

冬時間最終アクセス時間:登れる場所が3つあり、1つは17時30分

 残りは17時15分までにチケットを購入する必要があり。

価格:5ユーロ、学割・グループ割で3.5ユーロ

備考:火曜日の14時〜16時の間は無料で開放

アビラの営業情報は後から調べたのですが、ちょうど1つの入場口についた時点で17時25分ぐらいでした。もしかしてもう無理なのかと思って入れるかどうか聞いてみると、ここは入れるけど他のエリアには入れないけど、どうするかと聞かれました。しかも残り30分だよと。

一応、城壁にも登るのをメインにやってきたので、それでも大丈夫と言って5ユーロを払おうとしたら、学生?学生なら学生証見せてね。と言われたので学割があることを知りました。わざわざ言ってくれる優しいアビラ人。

基本的に、スペインの学割のきく観光名所は日本の学生証でも学割になる気がします。国際学生証は一体どこに使い道があるのかな。

城壁への入場口は全部で3箇所あるのですが、それぞれが繋がっていません。もちろん、1箇所でチケットを購入すれば全ての入場口から入場することができます。バスに乗り遅れたせいで1箇所しか行くことができなかったのは残念。

入場できる3箇所は囲まれた城壁の北・西・東にあります。上の地図で言う赤い点。

それぞれの場所で入場チケットを購入することができ、どこで買ってもどのエリアも入場できるようです。

入場口前の小さな小屋の受付からチケットを購入(入場可能場所が1箇所だけだからなのかチケットはくれませんでした)、城壁に登る階段は狭く、段もまちまちで昔っぽさが残っています。結構怖いです。まず、階段ですれ違うことはできないので、どちらかが道を譲る必要があります。

城壁からは下町を眺めることができます。てっきり城壁からは都市の外側が見えるのかと思っていたのですが、どうやらここは内部にある城壁のよう。少し遠目に人の手が入っていない自然が見えます。

時間のせいか、城壁上ですれ違った観光客は指で数える程しかいませんでした。もとより、登れる城壁のそれぞれがそこまでの距離がないため、1つのエリアに1時間もいれば十分満足できます。ここに至っては、20分ほどで十分でした。

両端とも行き止まり。高いところからその街を眺めると、旅行に来ている実感が湧いて来ます。

クアトロ ポステスから城壁に囲まれる都市を一望

アビラの旧市街から少し郊外の方に行くと、クアトロポステス展望台というアビラを一望できるスポットがあります。

旧市街中心地のカテドラルから歩いて25分ほどの距離。下町を見ながら歩いて行くのもいいでしょう。

全くひと気のない路地をひたすら下っていきます。ひと気がないと言ってもあまりダーティーな感じは感じず、ただ人がいないだけな感じ。外側の市壁まで下っていき、門をくぐると、よく写真でみる城壁をみることができます。

どーん!

よく見るアビラの写真が撮れました。イメージとしては、城外は進撃の巨人の世界観のようにこのまま草原が広がり、雄大な自然風景を拝めるものだとばかり思っていたのですが、実際はこんな感じ↓

すぐ横が歩道になっており、そのすぐ横を車が走っています。人工的に植えられたであろう草原と城壁を撮るためには一努力が必要(笑)

市壁を出てからもう少し歩いてクアトロポステスに到着。

クアトロポステスの名の由来はこの展望台に建つ4つの(Cuatro) 柱 (Postes)からだそうです。

これ以外に何もありませんが、アビラの旧市街と市壁を見ることができます。写真スポットで有名です。

全長およそ2.5km、高さが平均で12mもある城壁が旧市街を1周しています。写真スキルの無さでうまく撮れないのが悔やまれるところ。

田舎の風景に鎮座する城塞都市アビラはやはり特別な風景に思えます。写真も撮ったことなので、アビラに戻って晩御飯にします。

なんて書いてあるのだろうか?わかんない。日も暮れライトアップされた壁。

いまいち、写真ではこの城壁の大きさがわからないのですが、こんなにもでかいです。結構圧倒されます。

アビラの名物料理の牛ステーキチュレトンを食す

城内に戻って来たのは19時30分ごろスペインでは少し早いですが、お昼ご飯を食べていなかったので晩御飯にしました。アビラの名物料理といえば、Chuletón de Ávila チュレトンと言う牛の分厚いステーキです。霜降りのさしが少なく、赤身が多いの特徴のステーキです。

何店かレストランのメニューを見ながら歩いていたのですが、なかなかにいいお値段です。だいたい30ユーロ程度、高いところだと50ユーロのお店もありました。広場で見つけたお店が安そうだったのでそこにしました。

バルのようにタパとドリンクで食べている人とレストランのようにがっつり食べている人どちらも混在していました。

サラダやドリンクも込みで2人で36ユーロ。かなり安かったです。

まずは先に前菜が届きます。じゃがいもとトマト?正直、Ghuletonしか見ていなかったので他のメニューはよくわかりません。美味しかったですが、じゃがいもからできているから結構腹にたまります。

この後、サラダに次いでお目当のチュレトンが登場。

めちゃくちゃ美味しそう!ですが、少し嫌な予感が。。。

自分で焼いて食べます。めちゃくちゃ美味しい!ソースはハーブとラー油の辛くないものを混ぜたみたいなのと、岩塩がありましたが、肉自体の旨みとすでに肉にかかっている岩塩で必要ありません。

しばらく食べすすめていたのですが、聞いてたよりもステーキの脂が強く、何より量が多い!表のメニューを食べ終わった後に撮ってて気づいたのですが、お肉の量が900gもありました。

そこまで食べれる方ではないですが、男子大学生2人でもかなり苦戦しました。じゃがいもの料理も腹に溜まっているしでなかなか大変。もし行くことがあれば、かなりの量があることだけは忘れないで。

とは言っても久しぶりのがっつりとしたお肉美味しかったです。

 

アビラ駅近くのホテルに帰還し、就寝。

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